本を読み終えたけど内容がほとんど思い出せない…。
せっかく読書してるんだから本の内容を忘れない方法が知りたい…。
読書したのに内容を忘れるとなんかもったいないと感じてしまうよね。
今回は読書した内容をできる限り忘れない方法やテクニックを紹介するよ。
読書の魅力は新しい知識や世界に触れることですが、読み終えた本の内容は時間が経つと忘れてしまいます。
「あれ?この本読んだことあるのに内容が思い出せない」「なんとなく内容は思い出せるけど細かいところはわからない」なんてことは誰しも経験したことがあると思います。
そこで今回は私自身が実践している『本の内容を忘れない方法やテクニック』を紹介していきます。
本の内容を忘れてしまうという方や効率的な読書術を知りたいという方はぜひ参考にしてください。
忘れないための読書術と個人的な経験
よく『忘れない読書術』のなかではメモをとるとか、線を引くという内容が紹介されています。
ですが、私はそういった『本以外が必要な方法』は好みませんし、実際にいま実践もしていません。
理由は単純で、『読書』が好きなのであって『メモをすること』が好きなわけではありません。さらには『本以外のモノが必要な読書』が好きではないからです。
以上のことから私が実践している『忘れない読書術』は原則として「本以外のモノを必要としない方法」となっています。
実際に大学生のころの勉強は「書くことよりも読むこと」を重要視しており、メモをとったり教科書を読みながらまとめたりということはしたことがありません。
場所や時間も選ばず本だけが必要なので、ぜひ参考にしてください。
忘れない読書術の前提
当たり前ですが、『記憶』とは忘れるものです。そのため、今まで読んだ本の内容を100%ずっと覚えておく方法はありません。
忘れないために必要なのは「感情」と「反復」です。
勉強に置き換えるとわかりやすいですが、歴史の年表をいきなりすべて覚えるのはなかなか難しいですが、そこで「何が起きたのか」「どうやって起きたのか」わかれば一気に記憶に定着します。
もっと言えば「誰と勉強したのか」もかなり記憶には重要です。「歴史の先生が確かこういっていたな」「友達が変な覚え歌で覚えていたな」など自分の感情の乗ったエピソードはかなり記憶に残ります。
読書でも「感情」と「反復」を意識した方法を取り入れると記憶に定着しやすくなります。
以下では忘れないための具体的な読書術を紹介していきます。
忘れないための読書術①:回数を読む
記憶は一般的に1時間後には約50%、24時間後には75%近くが失われると言われています(エビングハウスの忘却曲線)。
当然、読書にも同じことが言え時間経過とともに内容はどんどん忘れ去られていきます。
そのため、まず第一に必要なことは「繰り返し読むこと」です。
「読み返すなら意味ないじゃん」と思うかもしれませんが、全部読み終えたあとにもう一度すべてを読み返すわけではありません。
都度、「あれ、さっきどう書いてあったっけ?」と思ったときにその答えになりそうなところを読み返します。
見出しに答えがあるかもしれないし、図や表の中にあるかもしれません。大事なことは「本の内容を頭の中に繰り返しインプット」していきます。
「あれ?」と思ったときは必ず戻って見返してください。そのまま進んでしまうと忘れやすくなります。
本を読むことに疲れた場合は、『聴く読書』も有効です。聴くだけだと記憶に定着しにくいですが、一度内容を把握しておくことで、スムーズに理解が進み効率的に記憶していくこともできます。
忘れない読書術②:繰り返し本の内容を思い出す
①で「あれ?」と思った場所を本を読んでいないときも思い出すようにしましょう。
食事のときでもお風呂のときでも寝る前でもかまいません。本の内容を繰り返し思い出してください。
「主人公って〇〇で✕✕したあとどこにいったんだっけ?」「△△している人はどんな特徴があるんだっけ?」とあらすじでも見出しや図でもいいので、思い出してください。
頭の中にインプットできていればスムーズに疑問に対する答えを思い出すことができます。できなければインプットが足りていない証拠なので、また答えがありそうな部分を読み返しましょう。
本の内容を繰り返し思い出すことで頭の中で繰り返しアウトプットされ、さらにその答えを自分でまた見つけ出すため再度インプットもできます。
忘れない読書術③:イメージしながら読む
記憶は「感情と強く結びついており、イメージすること」で定着すると言われています。
思い返せば、昔の記憶も「嬉しかったこと」「悲しかった」ことのほうが思い出しやすいと思いませんか。
「テストの結果が良くてほめられて嬉しかったこと」「卒業式で仲が良かった友達と離れ離れになってしまって悲しかったこと」など定着している記憶は感情に結びついています。
つまり読書も感情と結びつけると記憶に定着しやすくなります。
とはいえ、小説ならいざ知れず教養本や参考書、実践本は感情と結びつけるのはなかなか難しいです。そんなときはイメージをしましょう。
「この本で説明されている人は〇〇に似ているな」「過去にこの本の内容に似たことがあったな」と自分に関連付けてイメージすることで自然に感情も乗ります。
また、「自分の意見と比較しながら読む」のも有効です。「そういう考え方もあるのか」とか「ここは賛同できるけどここは反対だな」とか考えながら読むことで感情と紐付けられます。
忘れないための読書術④:要約してみる
読み終えたあとは頭の中で要約してみましょう。おそらく自分が必要ないと思った内容は削ぎ落とされ、本当に大事だと思ったことの要点だけが残っている状態だと思います。
その要点の具体的な内容が記憶の中から見つけ出せれば、十分に記憶に定着していると言えます。要約は「アウトプット」になり、その要約を自分の中で再度反芻することでさらなる「インプット」ができます。
書き出すという方法もありますが、「人に話す」ことも有効です。読んでいない人に本の内容をわかりやすく伝えるためには、どうしてもうまくまとめる技術が必要となります。
「忘れない」というメリット以外にもコミュニケーション技術やプレゼン力の向上にもつながるのでぜひ実践してみてください。
本を読み出す前にプロの要約を読んでおくことで、効率よく本の内容を理解することにもつながるのでうまく使えるようにしましょう。
まとめ【読書した内容を忘れない方法はインプットとアウトプットが重要!】
記憶は時間の経過に合わせて薄れていきます。それは誰もが経験することで、だれも止めることはできません。
しかし、せっかく読んだ本の内容もほとんど思い出せないのは悲しいモノ。
今回はそんな経験をした方向けに少しでも参考になればと思います。
ぜひ、楽しい読書ライフを!
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